スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2月のうた

『風邪の日のエチュード』

ストッキング脱げば悪寒がひどくなるストーブの点くまでの数分

生姜湯にショウガをすって指を切る君がいないとこんなにだめだ

痛い、とは聞いてほしくて言う言葉一人の部屋には響きが残る

「見せてみろ、どんくさいなあ」聞こえない声が聞こえてしまう夜です

夢と知れば君に電話もできてしまう ヴィックスヴェポラップを塗りに来て

夜明け前喉の乾きに目覚めれば隣の部屋から水道の音

<未来2012/2月号掲載より>

*こんげつのよだん
今月は風邪の歌。投稿時に風邪でもひいていたんでしょう。もう忘れたけど。
風邪、ひきやすいです。ヴィックスヴェポラップ、子どものころ母が塗ってくれました。効いているのか分からないけどすうすうするのが気持ちよくて、治りかけても「まだ具合悪い」とウソを言ったり言わなかったり。容器は深い紺色だったような。懐かしいな。病気になるととたんに寂しがり屋になるのはなぜでしょう。普段は一人でも平気なのにな。電話越しに聞こえる母の「大丈夫?」に泣きそうになったり。情けないなあと頭の半分で思いつつ、もう半分で思いきり甘えてしまいます。
さて、来月のエチュードはどんな一面をお届けしましょう。また見て下さいね。んがくく。

コメント

Secret

感想です

こんばんは。
自分もちょうど今、喉がいがらっぽくて節々が痛かったりします。老化かもしれませんが^^;

今回、「風邪の日の~」ということでしたが、五感に訴えかけて来るというか、実感としてよく伝わってきました。
読み手の自分の感覚に響くので、ストーブが点くときの埃っぽい感じや、ショウガやヴィックスヴェポラップの臭いなども立ち昇ってくるようでした。
熱のこもった作品ですね(←ちょっとどや顔ですw失礼しましたww でもほんとに、です。クールでもありますし)

一首目
ストッキングを脱いだことはありませんが分かる気がします(笑)
「スト」ッキングだから音として「スト」ーブという所もあるのでしょうが、足の高さに限って場面をまとめられているのは上手いなと。
三句切れで読むと、「ひどくなる。~数分(は)」という具合。句切れなしとすれば「数分」に感慨が集約される感じ、でしょうか。
どちらで読むのがよいか迷っています。
辛いこというとどちらの読みにしても「ストッキングを」とした方が個人的には落ち着いて良いように思いました。

二首目
はじめ「指を切るのは君(=おっちょこちょい)」かと思ったのですが、違うなとほどなく気付きました(それはそれで楽しかったのですが)
風邪でぼーっとしている感じ、普段なら気にならないミスでも弱気になるところが両方よくでていますね。
「こんなに」の切実さにとても惹きつけられました。

三首目
「、」がいいですね。「うっ(しまった)」という情況が浮かびます。
「には」には「他に誰かいたらそうではないのに」という気持ちが込められているかとは思うのですが、普通に「に」でもいいような気がします。
「一人の部屋」「響きが残る」とまで言えば強調しなくてもそこは伝わるのではないでしょうか。
あと「言う言葉一人」の部分の漢字表記が少し重いかもしれません。
でもこの歌すごく好きです。

四首目
いまさらですがこの「夜」で風邪なのに仕事で遅い帰宅だったんだなあとか想像させられます。
ちょっと気になったのはこれまでも「悪寒が」「君が」「響きが」と格助詞「が」が目立つ点です。
ここは「声の」としてもいいのかなと。
「見せてみろ、どんくさいなあ」はあたたかいですね。
下手に真似したら怒られそうだけど(笑

五首目
細かくコメントつけにくいのですが記憶に残る歌ですね^^
「ヴェポラップを」の「を」のある無しで人物像変わる印象。この場合のほうが真顔で言ってそうで上級者(なんのだよ)な感じがします。
いい歌。

六首目
下の句もうちょっと整理できそうな気もしますが、この感覚、場面すごく分かります。
「風邪」という前提なしでも成り立つように思いますが、熱っぽい所へ耳につくなんとも言えない感じが伝わってきます。

辛いようなことも書きましたが、伝わってくるリアルな感覚にどっぷりひたる充実を味わいながら読ませていただきました。
ありがとうございました!

飯田和馬さま

飯田さん、たっぷりすね!病み上がりにはキ……い、いえ、ありがとうございます←ww

一首目、足下の目線については意識してませんでした。あはは。なるほど視線か。勉強になりました。ストッキング「を」。確かにないと稚拙かもしれません。詠んだときは絶対要らないと思ったんだけど。揺らいできました。ちなみに私もストッキングははきません。妄想、妄想。
二首目、なるほど君とも読めるのか!誤読の可能性を意識しないのはいけませんね。気をつけます。一字あけようか迷って開けずに出しました。

> 「、」がいいですね。「うっ(しまった)」という情況が浮かびます。
といただいた三首目ですが、次の歌のカッコと並ばないように「」でなく、を使っただけだったり(笑)。「には」は絶対「には」が良いんですけど駄目ですか(←アドバイスもらっといて食い下がるの新しいww)この歌は特に、私の書き言葉のリズムにかなり近いと感じます。SSとかで書きそう。

四首目、夜です。ストッキング=仕事帰りのイメージでしたがひとりよがり(笑)「が」は某歌会でもよく話題に上りますね。私もどちらかといえばのの方が好きです。がにするのはがが良いときなんですけど駄目ですか(←失礼甚だしい 笑)。

五首目、「を」はないとリズムが気持ちわるいので。上級者、かどうかはちょっと分かりかねます。持ち帰らせて下さいw ヴィックス~好きなので活字になってよかったー。
六首目、字面が他に比べてうるさい感覚はありましたが「もうちょっと整理できそう」は自分では分からかったのでありがたいです!

いつもながら丁寧なコメントに頭が上がりません。一生下向いて生きます← ありがとうございました。
カテゴリ
カレンダー
10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
うたらばブログパーツ
プロフィール

小林ちい

Author:小林ちい
- - - - - - - - -
ようこそお越し下さいました。
お茶はお出しできませんが、
ごゆっくりどうぞ!

FC2カウンター
最新記事
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
RSSリンクの表示
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。