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11月のうた

『夏の色』

巻末の元素記号は夏の色水平線をなぞりに行こう

生まれたては脆くやわらか愛しすぎて強く抱けば潰れる新芽

さわるなと言われればさわりたくなるしびれて投げ出された両足

情けなく歪む眉毛が可笑しくてあしのしびれたあなたをあいす

私ごと別世界へと倒れ込むあなたの髪に絡む浮草

大振りのピアスは邪魔になることをざらつく実感として飲み込む

触れれば閉じるイソギンチャクの唇で言葉を気泡のまま閉じ込める

スプーンの先で潰せば立ち昇るペパーミントの命の香り

二人なら怖くなかった打ち寄せる波の向こうに光が見えて

ポケットの中で歪んだピアスの輪はじけば再生される波音

<未来2011/11月号掲載>

*よだん
11月分、今更の更新になってしまいました。いろいろあってねえ。
作ってから掲載まで3ヶ月のタイムラグがあるのですが、私は掲載時期に合うように季節を先取りして詠んでいたことがありました。そのときに作者のリアルタイムの歌の方が伝わるというアドバイスを頂きまして、今回は8月に詠んだ夏の歌です。でもやっぱり冬に読むと寒いですね へへへ。
私は大抵の場合、読んでくれる人や発表できる時期も意識してしまうので、そういう点では芸術家にはなれないんだなあ。圧倒的なリアルで自分の世界に引きずり込む力が足りない。(…そういうレベルに達してから言えよw との総ツッコミが聞こえる、まあいいか(笑))というわけで(←強引なまとめ方)、このブログにある言葉たちが少しでもあなた様を楽しませるものであることを祈って。

コメント

Secret

No title

こんにちは ちいさん

3首目と4首目がお気に入りです。セットかな?(^_^)

3首目、
破調っぽいけれどぴったり31文字なんですね。
句またがりのあやうさが「しびれ」と呼応しています。

4首目、
後半の「あ」音の頭韻が心地よいです。そして、
最後を「愛す」でなく「あいす」としたことで
「アイス」をも連想するので、素足の夏という
感じが伝わってきます。


No title

こんにちは。
それこそまともに読めるレベルに達してないくせにまたお前かとの総ツッコミの気配を感じつつ感想です←

一首目、「スイヘイリーベボクノフネ(あとはさっぱり思い出せない 笑)」が想起されました。
元素周期表、懐かしい。学生のころの夏休みとか海とか、「なぞりに行こう」とか、さらっとさわやかなイメージ。
でも「巻末の元素記号」というところが何か根源的なものを象徴しているようでもあり。
最後の歌の「ピアスの輪をはじく」という行為とこの「水平線をなぞりに行く」といことが結び付けて考えるとまた味わい深いです。

麦太朗さんがおっしゃったセットも好きですが、6首、7首のセットもいいなあと。
5首目もですが官能的な色合いを帯びているように思われます。(的外れだったらかなり恥ずかしいな…汗)
下の句の滞るリズムが、心の中は溢れているのに飲み込んだり、閉じ込めたりして平静を装う苦しさによく適っているように思われます。

何気ないようで大好きなのは8首目です。今夏のモヒートブームも思い出すし(笑)
「ペパーミントの命の香り」という表現、素直でフレッシュで、今後一生ミントの香りに出会ったら思い浮かぶだろうなというほどに超よいです。
2首目を受けているかと思いますが、ここで苦しかったことが浄化されるような想像もしました。

こちらの一連、「ぎりぎり分からない、つかめない心地よさ」とでもいうか、もどかしいけどイライラさせないで沁みてくる不思議な空気感で好きです。
「よだん」についてはあれこれと考えてみましたが伝えたいこと、伺いたいこと共に上手くまとまらず。。
とにかく(←強引その2w)、この度もちいさんの言葉から様々なイメージが喚起され楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。

麦太朗さま

麦さまおはようございます(^^)
わたしも3,4首目が好きです。
私自身はしびれた足にさわられたら激怒しますけど(笑)
あしのしびれたあなたをあいす、という流れの音も気に入っています♪
リズムがかなりずれていて読みにくいけど、やっぱり31音に収まると安定しますね。
個人的には字余りも好きなんですけどね(^^;
また、あいす=アイスは夏っぽいですね、ほんとだ。もうけもうけ(笑)
いつもありがとうございます☆

飯田さま

飯田さんこんにちは。いつもありがとうございます。

一首目は元素を暗記していたら海が見たくなった感じでしょうか。

六、七首目はセットを意識して詠んだわけではありませんが、そうとも取れるでしょうか。個人的にはもう少し何とかなったんじゃないかと思っていたので、上げていただき驚いています。

また八首目は本当に普通の表現なので、超よいとは勿体ない言葉です。今夏はモヒート流行っていたのですね。私も友人に教えていただいたり、嵐がテレビで飲んでいるのを見たりして気になっていました。ここではミントウォータくらいの感覚で詠んでいますが、いずれにせよミントと夏はよく似合います。

季節に関しては、これからも先取りして詠むことがあるかと思います。今回のことで私自信は夏に夏の歌を詠まなくてもいいと感じました。詠めるなら越したことはないですが。リアリティがないとすればひとえに力量の問題です。気付きのきっかけを頂きありがとうございました。
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