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10月のうた


『reflection』

なぜそんなに澄んでいるのかわたくしのきたなさばかりきわだってくる

さも会えて嬉しいという顔をして私に笑いかける俄雨

「好きです」と言われて「ありがとう」と言うお互い礼儀を知っているので

やさしさを優しさとして受け取れず開いた手からこぼれるシャトル

傷付けてごめんねはじめての人に傷付けられることはごめんで

可哀想な人という名をいただいて以降そう呼ばれる甘んじて

脈絡もなく見返りを求めない手が降りてきて驚いている

はじめてで力加減が分からないけど嬉しくて手を握ります

あたたかい人に抱きしめられたのでそうでない人をあたためてやる

<未来2011/10月号掲載>

10月のうたです。
最近ブログを更新するネタも気力もなく滞っていましたが、1ヶ月以上放置すると勝手に広告が上がってしまうようで慌てて更新しました。
内容は、、、ネクラ露呈月間につきコメントしづらいかもしれません。これを詠んだ7月頃の私どうしたんだ。暗すぎるだろ(←いえ、いつもどおり)
胸キュンを求めていらした方はごめんなさい(←いえ、いないから)

コメント

Secret

No title

おお。。。久しぶりに更新が。。。

読みやすくて新しい恋に戸惑っているかわゆいちいさんが見えるようです
20代なんてハチャメチャな時代でした
どうぞハチャメチャを楽しんでくださいね

No title

こんばんは ちいさん

3首目、とても気になる歌です。

お互い好意があるのなら「好きです」に対しては
「私も(僕も)好きです」でしょう。
なのに「ありがとう」とくる。

実に微妙な受け答えです。

「お互い礼儀を知っている」という句がまた
繊細なこころのうごきをあらわにしていますね。


ぶんさま

コメントありがとうございます。
ぶんさんは恋の一連ととられましたか!
予想外の反応でおどろきました。
ハチャメチャな恋。。。そんな時代もあったねと…。
楽しみたいですねー。がんばります。

麦太朗様

麦さまこんばんは!
お、3首目ですか。
私もこの歌は主人公の一連における人物像を表すキーになるなと思っており、
気に留めていただけて嬉しいです(^^)

「ありがとう」という返答から「私」の心理が、
「《お互い》礼儀を知っている」から相手の本音までもが、薄く伝わればいいなと思います。
優しくされなれていないからなかなか素直に受け取れないんですよー(苦)
という感じで今回は作りました。

感想です

こんばんは。
確かにコメントしにくいなと思いつつ拝読いたしましたが、ふつふつと浮かび上がってくることを書かないでいるとすごく体に悪そう(笑)なので失礼いたします。

結構毒を吐かれたなという印象です。その後デトックス効果、ありましたか(笑)お話したのを覚えてらっしゃるかどうかわかりませんが僕は「小林さんは本当に実在する人間なのか」という疑問さえ当初持っていましたので、こういう影ある一面を見させていただけると生き物としての立体感(失礼な言い方お許しをw)を感じとれて味わい深いです。

タイトル『reflection』から優しい人には優しくしたいがいやな奴にはいやな奴だと仰っていたことなどを思い出しつつ、「人間関係を通して浮き彫りになること」を考えて読み進めました。
6首目までは恐ろしいですね。まな板に向かって包丁の音を厳しく響かせる背中を見るよう。黙々と不機嫌に(でも正確に)刻んでいる感じ。
特に2.3、5、6首目の歌。字あまりでかつ最後の音が「雨」「で」「で」「て」と、何か吐きすてるように感じました。冷めた眼差しで皮肉に満ちていて「けっ」とか「ちぇっ」とかいう具合。(そこまで悪くないか 笑)
でもそれは関わった他者に対する苛立ちと同時に、1首目や4首目で挙げて認められているように「自分のきたなさ」や素直でない部分に対する負い目も含まれているように思います。複雑で悩ましいところです。
具体的にはあえて書きませんが、それぞれの歌が示唆するところ、だいたい察しはついた気がしています。特に「俄雨」は悪カッコいいずらし方だなと(笑)
そんななか4首目「シャトル」が何なのかがよく分からなくて気になっています。イメージできたらもっと美しく読めると思うのでぜひ教えてやってください。
「やさしさ」は軟弱なもので「優しさ」は確固たるものかなと読みましたがどうでしょう。分からないけど不思議に惹かれます。

その4首目と、1、7、9首目は「る」で終わるのですね。8首目も「す」で母音は共通して「u 」。内省的な要素が色濃くなっている気もします。
7,8,9首の展開は戸惑いつつも心を開いてゆく感じもしました。
ぶんさんが恋の一連と読まれたのもこのあたりかなと。
ただ、「脈絡もなく」という表現からはやはり陰を感じるし、もし8首目をちいさんが棒読みで朗読されたとしたら、暗さはここに極まるとも考えられますww  

しかし、9首目はもう大丈夫そう(笑)
最後「やる」って上からな言い方なんですが、そこは急に手のひらを反したような態度をとるのは見っとも無いという意識の現われかなといじらしくも見えて好感がもてました。

Re: 感想です

こんばんは。 コメントありがとうございます。
今回は毒と言っても、すべて自分に向けたものです。自分に対して「なんでお前はそうなんだ」と。内面の吐露ですからデトックス的な効果はないですね(苦笑)。

現実的な内容を扱ったので、今回は割と散文っぽい表現にこだわりました。だから「る」/ウ音でおわるというのは単に、動詞の終止形だからであって、意図的に揃えたわけではないですね(4首目:こぼれるシャトルは韻を意識しましたが)。 同様に「で」等、エ音というのもそんなに意識はしてないです。倒置が多いことの副産物かな。

> 関わった他者に対する苛立ちと同時に、1首目や4首目で挙げて認められているように「自分のきたなさ」や素直でない部分に対する負い目も含まれているように思います。

というのは仰る通りで、簡単に言うと「なんでお前そんなネクラなわけ(笑)」と自分にちょっと呆れている感じですかね。4首目のみ自作解説してみると(かなり難しいですが)、
まず、シャトルとはシャトルコック(バドミントンの羽)です。真っ白な羽を想像しました。
誰かが親切にしてくれたとき、みんなが「これがやさしさだよ」と教えてくれるけど、私はそれを「優しさ」という意味に変換できない。理解できず戸惑っているうちに、せっかく手渡された羽を落としてしまう。(バドミントンしてて誰かが羽を拾ってくれた、て感じでしょうか。そこまで具体的な場面は意識していないけど)

優しさを素直に受け取れない可哀想な人である「私」が、後半で、少しも裏のない純粋な思いやりにふれて変わって行きます。最後9首目については、一歩前に進めた「私」が、他人の親切を素直に受け取れない人(以前の自分に近い)に対して、自分がしてもらったように優しくする、という感じなので「あたためてやる」という表現になっています。大人が子どもを見る目線に近いでしょうか。べつに謙虚であるとかいじらしい感じではないです(笑)。

今回の連作についてはあまり説明したくなかったのですが、質問を頂いたのでヘタクソですが解説してみました。丁寧に読んでいただきありがとうございました。ちなみに、なにが原因で小林フィクション説が出たのか疑問ですが、こんな感じで元気に生きております。以後よろしくお願いします。
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