2011/6/26 NHK短歌 題詠「青」〈入選/佐伯裕子選〉
好きなのはほくろの多い左腕その中をゆく薄青い川その腕に包まれると私はうっとりしてしまう。
やわらかくうすい皮の下にたんたんと静脈の川は流れ、
あなたという命を浄化し続けているのだ。
・・・・・
新しい選者の方になって初めての入選です。投稿をやめずにいてよかったです。
佐伯先生には、細かいところに着目している点に愛情が表れていると読んでいただきました。例として抱きしめられるシーンを上げてくださったのも嬉しかったです。
*以下裏話*
朝からこんなマニアックな歌を紹介してくださった勇気ある選歌に感謝しております^^;と言いますのも私は手を見るのが好きでして。指や爪も良いんですが、手の甲に浮く骨や、下げた腕に浮き出る血管も美しいと思います(ばらしていいの、マニアックすぎるわよ)。最近は好きが長じて自分の手まで眺める始末(ほんとにいいのか 笑)。ちなみに私自身、右手より左手の方がほくろが多いです。
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