2010/11/28 NHK短歌 題詠「うた」〈入選〉
夜に星、食卓に塩 産まれくる君の耳にはやさしいうたを・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●写真家 野町さん
「なかなかスケールのある歌ですね。29歳ですか、これからお母さんになる方ですけども(!)。やさしさのある歌だと思います」
●選者 米川千嘉子さん
「夜には星があり、食卓には塩がある、必ず一緒にあるべきもの。赤ちゃんが産まれたらやさしいうたを、というのがお母さんらしくて良いですね。『やさしいうたを』と広がりのある表現にしたところが、作者の子どもにいろんなものを与えたいと思う気持ちをよく伝えていると思います」
●そして司会 濱中さん 愛あるまとめの一言
「産まれくる命への慈しみのようなものを感じますね」
以上、いただいたコメントです(一部省略/要約)
8ヶ月ぶりの入選です(長かった…)まんまと妊婦説 (ノ∀`)ふふ。
もとは自分を励ますために作った歌「夜に星、食卓に塩、そんなふうに私に短歌(うた)があって良かった」を練り直した一首です。友人(←ポイントw)が妊娠したことへの喜びと、同時に、世界で産まれる子ども達すべてに等しく幸せが降ればという願い(確かにスケールでかいですね 笑)とを合わせて詠みました。でもさ、全国放送で歳バラさなくても良いと思います。一応女性だし!一応…。
*
夜に星があるように、
食卓に塩があるように、
そんなふうにあたり前に君に幸せをあげたい
眠るときは海の音を
笑うときは風の音を
心細いときは森の音を
いつでもいつまでも
君のまわりにやさしい歌があふれますように なんてな。
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