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たかまがはら 感想へん

先日は、歌会たかまがはら にたくさんのご投稿ありがとうございました。おかげで楽しい時間になりましたことを改めてお礼申し上げます。また司会進行を勤められた天鈿女聖さんにも併せてお礼を。ありがとうございました。

さて。今日は番組で読ませて頂いた歌を中心に、いくつか気になった歌をご紹介したいと思います。お題は「年」。勝手気ままな感想ではありますがお楽しみいただければ幸いです。
(文章が固いよー肩こったよーこのまま最後までもつのか私……。否、無理!よーし、ここからは気楽に行きます(キリッ )

■当日ご紹介した歌(放送時とコメントが重複しますがご容赦ください)
年収の話題をうまく避けながら笑い続けている同窓会(田中ましろ)
えらく気まずい一首。ぞわぞわします。年収や結婚などデリケートな問題に切り込んでくる猛者いますよね。その場から立ち去るわけにも行かず、笑い続ける主体。最後に「同窓会」とあるのがポイント!同じ教室にいたのに……と、痛々しい笑顔が目に浮かぶようです。

年齢のエレベーターに乗っかって各階にいる君に会いたい(飯田和馬)
多くの短歌女子のハートを鷲掴みにしたロマンチックな一首。年齢のエレベーターという発想が新鮮でした(エスカレータなら分かるけど)。下の句「各階にいる君に会いたい」にしびれます。この先、年を重ねていく君を見ていたいという願い。エレベーターというモチーフから、私は〈若い頃の君も知りたい〉ととったのですが深読みかな?どうかな?

来年のことをいっぱい話すからどうぞ鬼さんよい年末を(じゃこ)
明るさとユーモアに魅かれました。来年はあれをしようよ!あそこに行きたい!未来についての会話からは幸せなにおいが漂ってきます。《来年のことを話すと鬼が笑う》という諺を逆手にとって、鬼にまでその優しさを向けた、温かみ溢れる一首です。

おはようとおめでとうとが交差して年の初めはくすぐったいぞ(麦太朗)
結句「くすぐったいぞ」にやられました。私が感じていたのはこれだったのか!と。それまで普通にテレビを見ていたのに、急に改まって敬語で挨拶したりして。照れくさいなあ。

年賀状をおくるだけの繋がりで切れない縁 初恋の人(琴乃彩葉)
上の句の6・6音は少しもったいない><。でも年賀状を送るだけとは言え、初恋の人と繋がっていられるのは幸せなことだなと、きゅんとしました。

ブロッコリー並べるオレに歯の抜けた話始める少年がいる(工藤吉生(くどうよしお))
仕事中子どもに話しかけられた出来事が、妙にいきいきと切り取られています。「少年がいる」と現在形で処理したからでしょうか。また「歯の抜けた話始める」の頭韻と、隙間なく並ぶブロッコリー(緑)と少年の抜けた歯(白)のコントラストを面白く読みました。

銃声の代わりに響くクラッカーそして二十歳のわたしは死んだ(田村わごむ)
まず下の句に驚きます。〈誕生日、昨日まで居た二十歳のわたしは死んだ(そして新しい21歳の私が生まれる)〉ととりました。「銃声の代わりに」というのも物騒。まるで銃声が正解のような口ぶりです。誕生日にそぐわない不穏さが魅力的です。

一年中閉店セールの看板を吊り下げているみたいな私(龍翔)
年中閉店セールをやってる店ありますあります。この歌の場末感は何なんだろう……。目を留めてほしいという気持ちは感じます。でも自分を安売りしちゃ行けませんぜ。一首全体で結句を修飾する形の歌としてなかなか決まっていると思います。

後悔を抱えて今年を生きていく年賀の返事を出さないことの(たきおと)
いや、出せよ。と思わずつっこんでしまいました。返事を敢えて出さないと決めたのに、それを一年後悔し続ける。見事なネガティブ具合です。もはや職人です。結句を「の」にすることで初句につながり、それこそぐるぐると悩み続ける感じが痛々しく、面白い一首です。

こたつから顔を出したり隠れたりしているうちに新年になる(田中ましろ)
なんて幸せな年越し。(´・ω・`)oO◯(おこた買おかな…)


■なかなかに気になる歌(抜粋でごめんなさい)
生年と没年結ぶハイフンは短い誰のものも等しく(岡野大嗣)
ハッとする歌。ハッとした後ぐっと来ます。肯定的に「どんな生き方をしてもハイフンは平等にある≒救い」ととるか「ハイフンしかない」ととるか、うーん。人生って結局不公平だなあとか、か、家族がほしいよ…とか、小一時間語りたくなる一首でした。

アンチエイジングはやめろぼくはその目じりのしわが愛おしいのだ(木下龍也)
乱暴な愛情表現です。でも綺麗で居たいと思うのもまた愛情、許してあげてよ。

丗は世の異体字であればこそ君の三十年がいとしい(牛隆佑)
(丗:さんじゅうと読むらしいよ。勉強になるなー。)どうせ何十年だって愛しいんだろうよ!けっ!とやさぐれた一首です。うらやましい。マフラーの一首も素敵でした。

少年のあなたとあなたのママに会う 木蔭でモヒート飲む昼下り(高橋徹平)
初夏の光がゆれる木陰。夢の中で幼い「あなた」に会う。爽やかで不思議な読後感です。

そうねって頷く瞳には幾千の光年を越え届いたひかり(さとうはな)
何への「そうね」かは不明ながら魅かれる一首。光の宿る瞳には穏やかな決意を感じます。

晩年のような顔して歩むとき猫いっぴきに振り返られる(むしたけ)
猫ってそういうところ、あるよね。敏感に感じ取るんだ。受動態の下の句が妙に魅力的。

パイ投げ競技規則改訂 今年からお好み焼きも使用可とする(ユキノ進)
いや、やけどするよ!「年」というお題から一番遠くにあった歌で賞を捧げます。

またすぐに会えるさという別れから十三年が過ぎていること(たた)
13年というのはリアルを感じる数字です。「またすぐに会えるさ」と言ったとき心のどこかでは最後であると予感していたのではないでしょうか。非常にぐっと来ました。

二年目で理解したこと喧嘩後はまず背中から抱き寄せること(たえなかすず)
たまらん。なるほどなー。やってみよう。……い、いつか。

あたし達いつかあなたの年齢を越えてしまうね 生きていくから(都季)
結句にドキッとします。この結句は4句までの種明かしであると同時に、主体の決意がこもっていて胸に来ました。

年頃と云われるようになっていたあの冬もひとり今年も独り(台所のキフジン)
下の句のリズムが8.7の割に良い。「ひとり」と「独り」の使い分けは、年を重ねてより孤独と感じるようになったからでしょうか。

いつからか与える側になっていてファミリーマートで買うポチ袋(山本左足)
ファミリーマートという選択が憎いです。にくたらしい。…肉食べたい(おなかすいた)。上の句の「与える側」とややぼかした表現にもテクニックを感じました(勝手に)。

以上です。お寒い中、お付き合いありがとうございました(ぺこり (順不同敬称略)
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たかまがはら Q&Aへん

12月9日、歌会たかまがはら に出させていただきました。
スカイプを使ったせいでお聞き苦しかったかと思いますが、ご視聴いただいた皆様ありがとうございました!ツイッター等で盛り上げて下さった方々、ほんとに嬉しかったです。まあ、あの、すごく緊張はしたんですが……笑。あっという間の一時間でした。楽しかった!

さて、番組には短歌投稿の他に、たくさんの質問も頂きました。当日ご紹介できなかったものをいくつか、ここでお答えしたいと思います。目から鱗の短歌論などは皆無でございます。人生の箸休めにご覧ください。ほとんど短歌関係ないのもある、そして長い(笑)


Q.年上と年下どっちが好きですか?
えっとねー☆ どーしよっかなー!ウフフッ年上だよぉ〜☆ペロッ
(……読者の引く音がする。ローラは少し古い…と。 ※そこじゃない

Q.散歩の時に短歌を作るのですか?/どんな場所で短歌がうかぶことが多いですか?
お散歩にはよく出掛けます。その場では思いきり楽しんで、帰宅後にまとめて作ります。お風呂や自転車を漕いでいる時、寝る寸前などに浮かぶこともありますが、そのまま忘れてしまった名歌がたくさんあります。ざーんねん☆ ←

Q.歌をつくるにあたって心がけてる事は?/短歌上達の秘訣を是非是非!
心がけているのは、実際に縦書きにする&音読してみることです。普通か(笑)。
上達の秘訣があるなら逆に知りたいです!おせーて!

Q.短歌の小鉢いつも楽しみです。ざっくり言ってどのような歌が好きですか?
分かりやすくて、音読して心地いいものが好きです。でも詩的な歌にもひかれます。

小鉢についてはいくつかご感想も頂きました。感謝。
短歌の小鉢と称して、週一回ほど好きな短歌を紹介しています。「昨日までに知らなかった名歌をあなたに」がコンセプトです(※初耳)。ネットで歌誌で公募で、毎日たくさんの歌が発表されていますが、それらにスポットが当たるのはほんの一瞬。少しのタイミングで一生その歌を知らずに過ごすことになる。たとえそれがあなたを釘付けにする可能性のある一首だとしても、です。だから、私が出会えた素敵な歌はちょっとずつでも紹介できたらいいな、という感じ。有名な歌人の誰もが知る名歌から、ツイッターでひっそり光を放つ秀歌まで、幅広い品揃えが自慢です。エッヘン。

Q.今日のBGMはなにがかかってますか?
恋の奴隷/奥村チヨ です(なにゆえ……)

Q.短歌を詠み始めたきっかけは何ですか?
サラダ記念日を読んだことです。中学3年の頃、国語の先生が貸してくれました。
だからもう5年かあ〜☆はやーい!ウフフッ ※こりてない

Q.(現実あるいは妄想で)歌人さんと恋愛するならどなたがよろしいですか?
この質問には続きがあって、「私は、釈迢空か ○○さまです(笑)」と質問者さまの回答が添えられておりました。いやー、笑った。私も○○さんは素敵だと思います!(プライバシー保護のため伏せ字とさせていただきます)

Q.大ぶりのピアスいつも可愛いです。ピアス短歌はありますか?
ありがとうございます!
・耳たぶに過去の男をぶら下げて素知らぬ顔で歩く陸橋
はうたらば採用歌です。連作にもいくつかあるし、そう考えると結構あるな。

Q.面白いキャラですがどこかで修行されたんですか?/ギャグセンスが大好きです!お笑いとかお好きなんですか?/楽しい性格は、お父さんゆずりですか?お母さんゆずりですか?
お笑いは昔から大好きです!加えて、昔あんなにキライだった親父ギャグがここ数年好きになりました(老化…?)。ちなみに父も母も駄洒落(しょーもないレベル※)を言うのである意味サラブレットかな。※カエルの子はカエル

Q.結社について:入ったことで変わったこと・よかったことはありましたか/入会のきっかけは何ですか/予想と違うことはありませんか
未来短歌会に入って3年弱になります。彗星集です。NHK短歌で加藤治郎さんの選を受けたのをきっかけに声をかけていただきました。学生の頃から結社に興味はあったものの怖かったのが本音で、有難い機会でした。変わったこと……。格段に上達した!ということはありません(ごらんの通りで^^;)。どの結社でも本人の努力次第ですよね。私は毎月欠詠せずに出すことで精一杯ですが、刺激はたくさん頂いています!
以前、本多響乃さんが「選者はあなたの最初の読者であり続ける」という旨を呟かれ、うるっときました。背伸びして入った結社ですが、マイペースに頑張って行きたいです。

Q.昼休みや午後6時過ぎに楽しい呟きをされていますが、あれは勤務時間中に練っているんですよね?短歌も、勤務時間中に練る練る練るねすることはありますか?
わーわー。ありませんありません。始業前とランチタイム、終業後、です。きっぱり。

Q.おさんぽ教の布教活動は順調ですか?
はい、あなたさまが一緒にお散歩してくれたらなおさら☆ ※セクハラ

Q.普段歩き方はどんな感じですか?
なんだこの質問(笑)以前、片足がやや外を向いていると指摘されたことがあります。気付かなかったー。あとは、ちょこちょこしていて、何もないところでよくコケます。


はぁーーー。こんな感じでしょうか。半分は短歌関係なくない!?ねえ、なくない??
たくさんのご質問(+感想やメッセージ)本当にありがとうございました(^o^)

もん女についてもんもんと

※寝るほどダラダラ長い記事です。お時間のある時にどうぞ!

10月某日。東京は前日からの雨が昼過ぎに上がり、絶好の おさんぽ日和(´▽`)ノ もんじゃ日和となりました。日中の私はと言えば、それはそれはおのぼりさん丸出しで東京駅新駅舎やら皇居のお堀やら某所からくり時計やら歩き回っていたわけですが、それはまた別のお話。(聞きたい聞きたい?……あ、そう。べべつに言いたくないし)そんなこんなで、私は額に汗、口からヨダレして「もん女」へと出掛けて行ったのでございます。

*解説「もん女」とは:
もともと私が事あるごとに「オラもんじゃくいてーぞ」「も・ん・じゃ!も・ん・じゃ!」と騒いでいたところ、優しい短歌美女たちが賛同してくれたという 完全に人任せのイベント(幹事:I女史、「もん女」命名:N氏、発案のみ:私 テヘ♡)。
はじめは純粋にもんじゃを食べるだけのつもりでしたが、田中Mしろ氏の オヤジギャグ ウィットに富んだ発言から「もん女セレクション」なる企画が持ち上がり、結果多くの皆様のお歌を拝読できることに!!いやー、良い催しだなあ!(きっかけは誰だっけ〜?もんじゃ食べたいって言ったの誰だっけ〜?)……みんな、とりあえず拳おろそう?

と、ぐだぐだ言ってないで歌評に参ります。
題詠「女」、私たちが好き勝手評するという(乱暴な)ルールゆえそんなに集まらないだろうと思っていたものの、蓋を開けてみれば投稿数 88首!これはさすがにびっくり。既に、もん女最高顧問(いつ決めた)である沼尻つた子さんがブログにて各首への愛情あふれる評を上げはじめておられます。(つた子さんブログは→ こちらから) 幹事いちさんも全首にコメントをつけるそうなのでそちらもお楽しみに。

というわけで、私は選んだ歌&気になった数首のみの感想に留めたいと思います。いやー慎ましい。ほんとつつましいわー。(このノリに疲れてきたな?顔に書いてあ・る・ゾ!)


ではまず、個人的ベスト3から。
30 この間女子の噂で聞いたけどわたしあなたが好きなんだって(ショージサキ)
うわさ話は女子の得意技ですが、それを逆手に取った下の句がいいですね。シチュエーションとしては①好きな人に対するちょっとヒネりのきいた告白、②うわさを聞いたことで自分の恋を初めて自覚する(モノローグ)など考えられますが、私は①であってほしい。言葉の流れも無理がなく、口語が活きた瑞々しい歌だと思います。

82 「お前から俺を抜いたら?」「私から貴方を抜いた女になるわ」(遠井透・D)
この歌もひねりの利いたクールな返答がかっこいいと思いました。男性はもしかすると「私から貴方を抜いたら何も残らないわ(あなたがすべてだもの)」という答えを期待していたのかも。しかし女性の方が一枚上手。積み重ねたジェンガを一つ抜いたって自分は倒れないよと返すのです(と私は読みました)。

79 「どちらかといえば好き」まで合わせると四割の女子がおれのこと好き(ユキノ進)
これは投稿時に見て一目惚れしました。「どちらかといえば」まで合わせても4割しか行かない支持率!そもそも信憑性の怪しいアンケート結果!!それらを肯定的に受け止めてしまう男心!!!アホや!!!!(すいません)憎めない思春期男子の姿がここに詰まっていると思います。この歌をユキノさんが詠んだところもやらしいわ。(※語弊)


続いて気になった歌を。
08 ふわふわの女子に憧れながらまた今日も頑固な黒髪をとく(希)
髪は女の命とはよく言いますが、どう見られたいかがよく表れるパーツかも知れません。「頑固な黒髪」はイマドキの女子に憧れを抱きながらも、朱に交わって赤くなるのでなく自分固有の色を掲げる女子像を感じました。時にはその個性に自信を無くしたり、人をうらやんだりすることもあるはず。私なんてほぼ毎日そうです。が「私は私だよ」と改めて思わせてくれたこの歌に、小林ちい個人賞を捧げます。

37 女子会で屠られていく数々の肉の一つとして渡邊君(野比益多)
「屠られていく」がたまらなく怖いです。女子会おそろしぃー。確かに、もん女でも数々の男子が屠られていましたからね(※ジョークです)。実際、会では「渡邊君」であることについても話が出ました。私は字余りも含め、説得力があって良いと思いました。

42 図書室の窓へこぼれる紅芙蓉 未だ女になれぬままいる(さとうはな)
この歌は芙蓉の「紅」と「女になれぬままいる」自分とのコントラストが魅力的だと思いました。図書室という《静》の空間に入り込む花にははっとする美しさがあります。赤は、口紅の色であり血の色。無垢な少女は、少女でありながら、いま紅をひいて一瞬で大人の顔になるようなあやうさがあるんじゃないかな。

52 女子なんてみんなおんなじだと思う僕が知ってる女子は三人(六条くるる)
おもしろいな。くるるさんは「平然と女子にひどい扱いをする人」という認識だったけど(歌がね!)、いつもと違うアプローチだったのでその点も興味深かったです。本当は3人しか知らないのね、かわいい!(と思わされること自体、作戦かも。恐ろしい子……!)

61 あやしげなフランス人の発音で女神にされているめぐみさん(牛隆佑)
フランス人の英語の発音(冒頭のhが欠けたり)は聞き取りづらい。彼らの「めぐみ」の発音は聞いたことがないけれど、もしかしたらそうかもと想像してニヤニヤしてしまった。牛さんの術中にハマったわけだ。なかなか気になる歌だったのに、私に権力がないばっかりに?「吊るし上げ」の刑に処せられたこの歌。なむなむ。(でもオイシイと思うよ!)

72 道の上つぶれたフレンチクルーラー やさしい女のふりは終わりだ(嵯野みどりは)
これも好きだったなあ!上下の関係がたまらなくいい。路上の(恐らく踏まれた)ドーナツを見て、すっと背筋を伸ばす主体。相手の行動をただ受け入れて傷付いてきた自分を重ねたのかしら。こちらの歌は会でも好評で、めでたくすずさん賞に輝いております。


そして最後は「あたいに一言いわせてよ」おまけコーナー!!(順不同)
※ここからは語弊と罵詈雑言のオンパレードだよ!←語弊

45放課後は女子のプリーツ崩しつつ 君の角度に膝は割られて(ポチ)→「プリーツ崩しつつ」という表現にひかれました。状況についてはノーコメントで・・・

07片方をなくしてしまった女の子をおこりん坊が追いかけている (麦太朗)→何の片方だろう。靴?手袋?白い貝殻のイヤリング?おこりん坊って誰?なぞが楽しいです。

75重ねあうたびにお前はおれだけの女と思わされているおれ(むしたけ)→初句が少し気になった(重なりあう?それとも唇?)。句跨がりで「されて」が強調されるのが良い。

04迷ったら女の人に道を聴くまるい様子の人をさがして(飯田和馬)→女性を選んで聞くっていう考え方がやらしいわー。飯田さんらしいわー。※語弊

84夏休み明けからいい匂いがしてる女バスのあの子きれいになった(平賀谷友里)→「女バス」という語がもう青春。いい匂いとかアメピンがスリーピンになるとか(古い)そういう些細なところも気付くのが女どうしだねえ。素敵。

68『CHE.R.RY』ふと小さく歌う年かさの女私も恋しちゃったんだ(ワンコ山田)→年かさ……。わ、わたしもまだ歌っていいかな(びくびく)

26のどもとに手をそへたままさしゆけばあはれなるかなうをの女体は(本多響乃)→88首の中で一番官能を感じた歌。何をさすんだろう。刃物、串。いずれにせよ言葉運びがセクシャルな場面を彷彿とさせておもしろい。

59飛び出してきたのは少女 靴下は白くてたしか呼吸器付きの(ゆいこ)→気になる歌。状況がつかみきれなかったけど、こういう歌の作り方は本当にセンスが出る。羨ましい。

78十年後戻ると言って君は去りそして私は山女になった(芹沢玄)→君は戻らなかったんだろうねえ。昔話や神話にありそう。山女というセレクトがすてき。

49お月さまだけが見ていた公園のベンチで君に女にされる(なるなる)→「お月さま」でほんわかさせておいて、ベンチで何をやっとるんだね君は。けしからん!詳しく聞かせて←

35「さわんなよ」突き倒された少年も駆け去る少女も泣いていたっけ(chari)→主体の立場が分かりにくい。「いたっけ」だから目撃者の回想なんだな。場面の切り取り方が好き。

11返信のなき携帯を閉じし後女子アナ風の服の人に笑む(浪江まき子)→「女子アナ」は軽い揶揄/批判ととった。ふわふわの男子ウケする服を着た女子と、(恐らくは)想い人からの返信が来ない(女としての魅力が薄目の?)自分との対比じゃないかな。「笑む」に力ない感じがする。「風の服の人に笑む」がちょっともたつくけど、興味深く読んだ。

36女子が泣く「男子もちゃんと歌ってよ!」修羅場育ちの大地讃頌(工藤吉生)→大地讃頌(♪ははなーる〜)は中学の合唱曲の定番で、ああこんなことあったなあと苦笑い追体験するような一首だった。ちなみに私には常識のこの曲、もん女では半数以上が知らないとのことでした。唯一無二の選曲だと思うけど、難しいな。


と、ここまで。全22首。投稿歌の25%について乱暴ながら感想を書かせていただきました。キィィーッ、全部に書かないとか何様なの!ごもっともです、すいませんこの体たらく。まあ、始めにも書きましたように、お二人の美女が全首を 食いちぎる 味わいつくすとのことですので、どうぞそちらをよろしくお願いいたします。

末筆ながら、ご投稿いただいた皆様本当にありがとうございました。おかげで 初もんじゃに集中できんかったわい いい思い出が出来ました(ニッコリ)。
そしてもん女メンバー。フレッシュな一陣の風かなえちゃん、日本一キュートな酔っぱらいすずさん、もんじゃの神が愛した女 空音さん、終始私を抱きしめて離さなかったつた子さん(※語弊)、西からわざわざもんじゃを食べに来たまひろさん(※語弊)、全てを企画してくれた頑張り屋のいちさん、どうもありがとう。(欠席の彩乃さんは次回またバーに!)

皆さんお付き合いありがとうございました。
お相手は「心の土手を崩します」もん女小林がお送りしました。
アディオス!

ラジオ/オトナの補習授業の件

お世話になっております。
さて、先日NHKラジオで放送予定だった「オトナの補習授業~短歌・あのヒトと相聞歌~」HPで一首とっていただいていました。残念ながら放送は台風の影響で流れてしまったようですが、久しぶりにラジオに投稿できて楽しかったです。

その耳に私の声はどう響くあなたになって聞いてみたいよ
・・・テーマ詠「声」春香クリスティーンさん選


今回の投稿に合わせてテーマ「声」で2首詠んで、そのうち上の一首を投稿し、もう一首は推敲し直して先日歌会に持って行きました。ドキドキでしたが、それぞれ反応が返ってきて嬉しく思っています。

うたらばブログパーツ「雨」

田中ましろさんプロデュースのみんな大好きうたらば
第31回のテーマは「雨」です。

海、砂漠、森、都市、きみの鼻の先 私はどこに降る雨だろう


投稿総数は506首だそうです……。なんというか……すげー(※語彙不足)。

採用歌は未来2010年8月号掲載の一首です。既発表歌でもよいとのことで、この歌を拾っていただきました。日照り続きの人生ですが、願わくばきみの鼻先に降るひとつぶの雨でありたいものです。

うたらばブログパーツ「男」

田中ましろさんプロデュースのみんな大好きうたらば
第30回のテーマは「男」です。

耳たぶに過去の男をぶら下げて素知らぬ顔で歩く陸橋

草を食む男の視野に根を張ってまっすぐにまっすぐに咲きたい



投稿総数は391首だそうです。読むだけで一苦労だな…。そんな中で2首拾っていただきました。いよいよ何かのフラグが立ってしまいそう。

一首目は2006年に初めて作った連作の、最後から二番目の歌。ちなみにその連作のタイトルが「ゆれる残像」=このブログの名前だったりします。あの頃は連作というものが今以上に分かっていなくて、ただ好きな歌を寄せ集めただけでした。読み返すと笑えます。

二首目は投稿用に新しく詠みました。好きな歌です。

うたLOVER!

田中ましろさんプロデュースのうたらばブログパーツ設置できましたー!
あたしゃパソコンとか苦手でねえ。前にチャレンジしたときにうまくいかず長いこと放置してました。だけど、ブログパーツをいろんな人のブログで見かけるたびに羨ましくて。悪戦苦闘の末に(笑)うちのブログでも見られるようになりました\^▽^/やったー
嬉しいついでに、採用いただいた歌も載せます。

気付かない振りが下手だね不器用なところも良いと思ってたけど
・・・第27回テーマ「伝」

恋人の役を解かれて野良猫に戻る寝るのも鳴くのもひとり
・・・第28回テーマ「解」

開いたらこぼれるだけの桜花 想いもそうかこぼれるだけか
・・・第29回テーマ「開」

2首目は表紙フォト短歌として、かわいい猫さんの写真と組み合わせていただきました。いろんな方に見ていただけて本当に嬉しかった。また、3月にあったうたらばのイベントでは「集」というテーマで一首投稿↓↓

スカートに拾い集める あなたからこぼれつづける春のつぶやき
・・・テーマ「集」

何人かの方が票を入れて下さったとのこと。おかげでこちらもきれいな写真を付けていただきました!感謝。この歌はイベント開催のお祝いもかねて明るいイメージで詠みました。たくさんの方と繋がっていられるツイッターの暗示でもあります。
会場ではとにかく壁一面に貼られた投稿歌が圧巻でした!感動してずーっと見てた(笑)。会場は終始満員状態で、私は安定の人見知りでしたが^^;お友達と再会したり、ずっとお会いしたかった方にご挨拶したり、幸せな一日でしたとさ。

西行祭短歌「桜」

ご報告です。
小石川後楽園「第2回 西行祭短歌」で入賞のご連絡をいただき、講演と講評会に行ってきました。当日は会場で紗都子さんを発見!二人で入選を喜び合いました(その目映い一首は御blogでどうぞ)。余談ですが、二人は今年度3度目の共演♪うふふ。では入選歌です

題詠「桜」入選 三席
寄り添えば一つで足りるビニル傘さして桜の雨を行こうよ

この歌は長いこと放置していたパーツ(寄り添えば傘は一つで足りるから)が元になっています。2月3日の夜にこれを思い出し、何度か推敲して今の形になりました。個人的に桜と雨の組み合わせは憂鬱ですが、逆にそれを楽しめる歌が詠みたいなと。(ちなみに思い出したきっかけはTwitter。節分の夜になぜか即詠が始まり、私は「寄り添えば明日からは春 縷々と降る雨を一つの傘で行こうよ」と詠みました。二句は立春を表しています。あ、「縷々と」はテツさんからの一語摘みです。どうりで小林にしては難しい 笑)

saigyosai

写真はいただいた賞状と、小石川後楽園でとれたという瓢箪♪ちゃんと栓がしてある!日本酒でも入れて持ち歩こうかな(←下戸のくせに)。他に入選歌の書かれた短冊もいただきました。やったね(*^^*)v

当日は生憎の雨でしたが、柳宣宏さんの講演が面白く(もっと聞きたかった!)、私の歌を一番にとって下さった桜井登世子さんの講評も聞けたし(たっぷり!)、加藤先生にも約2年振りにご挨拶&おしゃべり。
いやー、今年どころか、来年の運も使っちゃったな。参ったね。

愛の31文字コンクール

ご報告です。
この度、喜多方市熊倉で催された「愛の31文字コンクール」で優秀賞を頂きました。しかも調子に乗って賞状を頂戴しに行ってきました♪
この催しは、いつも投稿させていただいている笹師範のブログで知りました。開催地が福島県だと知った瞬間に出すことを決意!東北人として、復興の祈りも込めてぜひ参加したかったのですo(^ー^)o そして後日、入選の連絡をいただき、即座に行くことを決意!温泉に入りたかったのです(←)。
母に福島行きを伝えたら「お母さんも温泉行きたい」と賛同。そして父も。なんとのんきな家族(笑)。正直、震災の影響で東北の観光地は元気がなくなっていまして。今は少しずつ客足も戻りつつあるようですが、復興を支えるのはやっぱり足を運ぶことかなと。現地に行き、食べて、お金を使う(品のない言い方ですが ※追記記事あり ココ)。そうは思っても、きっかけがないとなかなか行けないね。だから今回は渡りに舟!(温泉旅行を正当化しようとしてる!なんて、気付いても言わないでw)
前置きが長くなりましたが、いただいた賞状と応募した歌です。
kitakata

身を焦がしながら君へと落ちてゆく軌道を逸れた衛星のように

はじめは忘れられたまま漂う衛星の歌だったのですが、ちょうど閉め切り間際にテレビで衛星のパーツ落下のニュースを見まして。
忘れられたまま回りつづけるより、たとえ燃え尽きても引力に引かれるままあなたに少しでも近づきたい!!という気持ちで改作推敲しました。結果、自作の中でもかなりロマンチックかつ情熱的?な歌になった気がします。

表彰式は、地元の公民館祭りの一部として、屋外でにぎやかに行われました。幼稚園児たちの歌あり、よさこいのパフォーマンスあり、隣のテントからは豚汁を調理する香りが漂い、館内ではそば打ちが進行し、盛りだくさん!アットホームで楽しい会でした。ちなみに賞品として、かわいい民芸品やお米、おそば等もいただき、本当に思い出深い旅になりました。久々の温泉も最高だったし、大満足の休日でしたとさ(^^)

名短まとめ

名古屋の熱もさめやらぬ私ですが、鉄は熱いうちに打てと聞いたことがあるので、名短に投稿した歌をまとめます。ものすごくたくさん(100首くらい)出すつもりだったのに、推敲がまとまらず全然できませんでした。面目ない。。。

イベントの方向性を考えると、シンプルで明るい愛の歌がいいかなー、とは思っていました。読んだ瞬間にぱあ~っと笑顔になれるようなヤツ。でも、ミス・ネクラの称号を持つ私、妄想とは言え、明るい愛なんてそうそう詠めません。というわけで結局投稿できたのは当日のも合わせて5首(←少なっ)どうぞ。

・嬉しくて走り出したくなる衝動あの人にただ会えたってだけ

・笑うたびこぼれる光 この先もずっと私を照らしてほしい

・切りすぎた前髪をまた気にしてる そんなあなたのことが好きです(付け句)

・あいしてるかきくけこんなにあいしてるさしすせそばにいさせてほしい

・すぐシャツのすそが出る君「しょうがない人ね」と一生笑っていたい

高校生の頃に詠んだものの推敲作も2首あり、荒削りな印象はありますが
 今は失ってしまった  ピュアな瑞々しさが前面に出た歌たちになりました。
読む人/聞く人のことを思って詠む、
新鮮な気持ちで歌と向き合うきっかけをくれた名短に心から感謝です。

テーマ : 詩・和歌(短歌・俳句・川柳)など
ジャンル : 学問・文化・芸術

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